音符と休符
五線の上にオタマジャクシのように書かれる「音符」。丸には黒く塗られたものと、白抜きのものがあります。尻尾や旗にみえる部分、棒の部分もそれぞれ異なります。お休み(音を鳴らさない)を示す「休符」は、音符と対応してセットで覚えていくといいですね。
音符と休符の種類(16分音符/休符まで)は上図のようになります。「玉・棒・旗」で構成されていますね。正式には「符頭(ふとう)・符尾(ふび)・符鈎(ふこう)」と呼びます。音符同士が連なったものは、連桁(れんこう)と呼ぶこともあります。
音符の長さ(音価)と休符の長さは、上の表のようになります。
小さなお子さんは、リンゴ1個を全音符、その半分が2分音符、さらにその半分(1/4)が4分音符というように、また大人の方でしたら、時計に見立てて60分が全音符、30分が2分音符、15分が4分音符などと捉えてみてはいかがでしょうか?
さらに細かい8分音符以下は、4分音符をリンゴ1個と置き換えて捉えれば、16分音符より細かい32分音符(旗の数が3つ)まできちんと読めるようになりますね。
付点
玉(符頭)の横に黒い小さな点がつくこともあります。
これは、「付点」と呼ばれ、点のつかない音符/休符の「1.5倍」の長さになります。元の音符/休符の長さに「その半分の長さの音符」を足した長さということです。
例えば、付点4分音符は4分音符に、その半分の長さの8分音符を足した長さですね。
上図は付点音符と付点休符をセットで示しています。
また、複(ふく)付点音符/休符は、付点にもうひとつ点が加わった音符/休符です。元の音符の「半分の長さ」にさらに「付点の音符の半分の長さ」を足した長さ、数値で言えば1.75倍の長さになります。通常の付点より鋭いリズムが必要な場面で用いられてくる音符/休符ですね。
スラーとタイ
2つの音符の間を弧線で結んだ記号には、同じようにみえて2つの記号が存在します。
スラー(Slur)
弧線で括った部分をつなげて(一息で)演奏します。ヴァイオリンでは、弓を返さず1弓の中で弾きますね。フルートなど吹いて奏でる楽器は、息継ぎなしで奏でます。ピアノでは、フレーズを滑らかにつなげることを意識します。
タイ(Tie)
同じ音の高さの音符同士が弧線で結ばれた場合は、タイになります。一続きの音と捉えましょう。
音符と休符
五線の上にオタマジャクシのように書かれる「音符」。丸には黒く塗られたものと、白抜きのものがあります。尻尾や旗にみえる部分、棒の部分もそれぞれ異なります。お休み(音のを鳴らさない)を示す「休符」は、音符と対応してセットで覚えていくといいですね。
音符と休符の種類(16分音符/休符まで)は上図のようになります。「玉・棒・旗」で構成されていますね。正式には「符頭(ふとう)・符尾(ふび)・符鈎(ふこう)」と呼びます。音符同士が連なったものは、連桁(れんこう)と呼ぶこともありますね。
音符の長さ(音価)と休符の長さは、上の表のようになります。
小さなお子さんは、リンゴ1個を全音符、その半分が2分音符、さらにその半分(1/4)が4分音符というように、また大人の方でしたら、時計に見立てて60分が全音符、30分が2分音符、15分が4分音符などと捉えてみてはいかがでしょうか?
さらに細かい8分音符以下は、4分音符をリンゴ1個と置き換えて捉えれば、16分音符より細かい32分音符(旗の数が3つ)まできちんと読めるようになりますね。
付点
玉(符頭)の横に黒い小さな点がつくこともあります。
これは、「付点」と呼ばれ、点のつかない音符/休符の「1.5倍」の長さになります。元の音符/休符の長さに「その半分の長さの音符」を足した長さということです。
例えば、付点4分音符は4分音符に、その半分の長さの8分音符を足した長さですね。
上図は付点音符と付点休符をセットで示しています。
また、複(ふく)付点音符/休符は、付点にもひとつ点が加わった音符/休符です。元の音符の「半分の長さ」にさらに「付点の音符の半分の長さ」を足した長さ、数値で言えば1.75倍の長さになります。通常の付点より鋭いリズムが必要な場面で用いられてくる音符/休符ですね。
スラーとタイ
2つの音符の間を弧線で結んだ記号には、同じようにみえて2つの記号が存在します。
スラー(Slur)
弧線で括った部分をつなげて(一息で)演奏します。ヴァイオリンでは、弓を返さず1弓の中で弾きますね。フルートなど吹いて奏でる楽器は、息継ぎなしで奏でます。ピアノでは、フレーズを滑らかにつなげることを意識します。
タイ(Tie)
同じ音の高さの音符同士が弧線で結ばれた場合は、タイになります。一続きの音と捉えましょう。
上図の譜例では、青矢印はスラー、赤矢印はタイですね。スラー部分のフレーズ(音楽の流れ)を持続させて奏でます。2小節目ミの音、付点2分音符と8分音符は同じ音の高さ同士が結ばれているので、タイになります。ミの音8分音符は前の音と一続きですので、つないである最初のミ(付点2分音符)で鳴らした音にタイでつながれた音の長さ分伸ばすということになりますね。
また、小節線をまたぐ音では記譜上、タイが必ず必要になりますので覚えておくと良いと思います。
前の記事
>五線・音部記号・変化記号
関連記事
当教室のご案内
ソノール音楽教室について上図の譜例では、青矢印はスラー、赤矢印はタイですね。スラー部分のフレーズ(音楽の流れ)を持続させて奏でます。2小節目ミの音、付点2分音符と8分音符は同じ音の高さ同士が結ばれているので、タイになります。
ミの音8分音符は前の音と一続きですので、つないである最初のミ(付点2分音符)で鳴らした音にタイでつながれた音の長さ分伸ばすということになります。また、小節線をまたぐ音では記譜上、タイが必ず必要になってきます。
前の記事
<五線・音部記号・変化記号
次の記事
>大譜表とスコア
関連記事
拍と拍子・拍子記号フレーズ・強起と弱起・シンコペーション
当教室のご案内
ソノール音楽教室について音符と休符
五線の上にオタマジャクシのように書かれる「音符」。丸には黒く塗られたものと、白抜きのものがあります。尻尾や旗にみえる部分、棒の部分もそれぞれ異なります。お休み(音を鳴らさない)を示す「休符」は、音符と対応してセットで覚えていくといいですね。
音符と休符の種類(16分音符/休符まで)は上図のようになります。「玉・棒・旗」で構成されていますね。正式には「符頭(ふとう)・符尾(ふび)・符鈎(ふこう)」と呼びます。音符同士が連なったものは、連桁(れんこう)と呼ぶこともあります。
音符の長さ(音価)と休符の長さは、上の表のようになります。
小さなお子さんは、リンゴ1個を全音符、その半分が2分音符、さらにその半分(1/4)が4分音符というように、また大人の方でしたら、時計に見立てて60分が全音符、30分が2分音符、15分が4分音符などと捉えてみてはいかがでしょうか?
さらに細かい8分音符以下は、4分音符をリンゴ1個と置き換えて捉えれば、16分音符より細かい32分音符(旗の数が3つ)まできちんと読めるようになりますね。
付点
玉(符頭)の横に黒い小さな点がつくこともあります。
これは、「付点」と呼ばれ、点のつかない音符/休符の「1.5倍」の長さになります。元の音符/休符の長さに「その半分の長さの音符」を足した長さということです。
例えば、付点4分音符は4分音符に、その半分の長さの8分音符を足した長さですね。
上図は付点音符と付点休符をセットで示しています。
また、複(ふく)付点音符/休符は、付点にもうひとつ点が加わった音符/休符です。元の音符の「半分の長さ」にさらに「付点の音符の半分の長さ」を足した長さ、数値で言えば1.75倍の長さになります。通常の付点より鋭いリズムが必要な場面で用いられてくる音符/休符ですね。
スラーとタイ
2つの音符の間を弧線で結んだ記号には、同じようにみえて2つの記号が存在します。
スラー(Slur)
弧線で括った部分をつなげて(一息で)演奏します。ヴァイオリンでは、弓を返さず1弓の中で弾きますね。フルートなど吹いて奏でる楽器は、息継ぎなしで奏でます。ピアノでは、フレーズを滑らかにつなげることを意識します。
タイ(Tie)
同じ音の高さの音符同士が弧線で結ばれた場合は、タイになります。一続きの音と捉えましょう。
上図の譜例では、青矢印はスラー、赤矢印はタイですね。スラー部分のフレーズ(音楽の流れ)を持続させて奏でます。2小節目ミの音、付点2分音符と8分音符は同じ音の高さ同士が結ばれているので、タイになります。
ミの音8分音符は前の音と一続きですので、つないである最初のミ(付点2分音符)で鳴らした音にタイでつながれた音の長さ分伸ばすということになります。また、小節線をまたぐ音では記譜上、タイが必ず必要になってきます。
前の記事
<五線・音部記号・変化記号
次の記事
>大譜表とスコア
関連記事
拍と拍子・拍子記号フレーズ・強起と弱起・シンコペーション