五線
音楽をする方、学校の音楽の授業でも誰しも見たことがある五線譜。
線(せん)と間(かん)に名称があることはご存じですか?
五線に収まらない高い音/低い音は、加線によって表記していきます。具体的には、音の高さを表すために、第3間のド、上第1線のラなどの呼び方が用いられますね。
楽譜を見て素早く読めるようになるには、ある程度慣れが必要ですが、日頃から楽譜を目にしたときにドレミの階名(それぞれの音に名付けられた名前)で、認識・理解しながら読む癖をつけていきましょう。「絶対音感的」に音を把握する聴覚を養うためにも、この習慣はとても大切です。
音部記号
五線の高さを決める音部記号には3種類あります。
それぞれ、ト音記号の渦巻中心が「ソ」、ヘ音記号は点々の間の線が「ファ」、ハ音記号は矢印部分が「ド」の音高になります。
各譜表で同じ音高を示すと、このようになります。各音部記号の音域のイメージが把握できると思います。
これらの音部記号は、楽器の担当する音域によって例えば、ト音記号はヴァイオリン・フルート・オーボエ・トランペットなど、ヘ音記号はチェロ・ファゴット・コントラバスなど、ハ音記号はヴィオラ・テナートロンボーンなどで用いられます。
他にも少し変わった譜表では、ソプラノ/メゾソプラノ/アルト/テノール譜表はアルト譜表を通常のハ音記号の位置として、上下にずらした表記を用います。ヘ音記号を使ったバリトン譜表もありますね。
ところで、音部記号の原型はアルファベットであったということをご存じでしょうか?
それぞれ、G(ト)・C(ハ)・F(ヘ)が変化してできています。これらの音名(音そのものの名前)については、次のコラムで解説していきたいと思います。
変化記号
シャープ(♯)・フラット(♭)・ナチュラル(♮)これらは、元の音高に対してそれぞれ、半音高く・半音低く・元の高さ(変化記号の効力をなくす)を表します。
また、ダブルシャープ、ダブルフラットは半音2つ分音高を変化させる記号です。記譜上では、このように書きます。
変化記号は、調号(五線譜冒頭に書かれている変化記号)で用いられた場合以外は、「臨時記号」と呼ばれ、その効力は1小節間有効となります。ただし、オクターブが違う音には効力が及ばないという決まりもあります。
次の記事
>音符と休符・付点・スラーとタイ
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ソノール音楽教室について五線
音楽をする方、学校の音楽の授業でも誰しも見たことがある五線譜。
線(せん)と間(かん)に名称があることはご存じですか?
五線に収まらない高い音/低い音は、加線によって表記していきます。具体的には、音の高さを表すために、第3間のド、上第1線のラなどの呼び方が用いられますね。
楽譜を見て素早く読めるようになるには、ある程度慣れが必要ですが、日頃から楽譜を目にしたときにドレミの階名(それぞれの音に名付けられた名前)で、認識・理解しながら読む癖をつけていきましょう。「絶対音感的」に音を把握する聴覚を養うためにも、この習慣はとても大切です。
音部記号
五線の高さを決める音部記号には3種類あります。
それぞれ、ト音記号の渦巻中心が「ソ」、ヘ音記号は点々の間の線が「ファ」、ハ音記号は矢印部分が「ド」の音高になります。
各譜表で同じ音高を示すと、このようになります。各音部記号の音域のイメージが把握できると思います。
これらの音部記号は、楽器の担当する音域によって例えば、ト音記号はヴァイオリン・フルート・オーボエ・トランペットなど、ヘ音記号はチェロ・ファゴット・コントラバスなど、ハ音記号はヴィオラ・テナートロンボーンなどで用いられます。
他にも少し変わった譜表では、ソプラノ/メゾソプラノ/アルト/テノール譜表はアルト譜表を通常のハ音記号の位置として、上下にずらした表記を用います。ヘ音記号を使ったバリトン譜表もありますね。
ところで、音部記号の原型はアルファベットであったということをご存じでしょうか?
それぞれ、G(ト)・C(ハ)・F(ヘ)が変化してできています。これらの音名(音そのものの名前)については、次のコラムで解説していきたいと思います。
変化記号
シャープ(♯)・フラット(♭)・ナチュラル(♮)これらは、元の音高に対してそれぞれ、半音高く・半音低く・元の高さ(変化記号の効力をなくす)を表します。
また、ダブルシャープ、ダブルフラットは半音2つ分音高を変化させる記号です。記譜上では、このように書きます。
変化記号は、調号(五線譜冒頭に書かれている変化記号)で用いられた場合以外は、「臨時記号」と呼ばれ、その効力は1小節間有効となります。ただし、オクターブが違う音には効力が及ばないという決まりもあります。
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