フォースタンス理論に基づく演奏法


バランスタイプによる分類

フォースタンス理論」という概念を最近になってよく見聞きするようになりました。

これは人間の力の入れ方を、4つのタイプに分類し考察する概念です。

例えば、「立つ」という姿勢を取ってみても、 前傾姿勢気味が落ち着く人、また胸を張って後方気味の重心で落ち着く人がいます。さらに「持つ」という動作では、買い物袋などを持つとき、がっちりと手の奥まで入れてしっかりと持つ人、対して指先に近い部分で軽くフワッと持つ人もいます。

個々に応じたヴァイオリン奏法

このような基本姿勢や力のかけ方に基づく分類法が、近年スポーツの分野で盛んに取り上げられるようになっています。さらに、動作が直接演奏に反映されるヴァイオリンなど弦楽器の演奏時においても応用することができ、これを取り入れた演奏法が注目されつつあります。

一人ひとり身長や体格、手の大きさから筋肉の使い方まで千差万別です。各々が一筋縄に同じ奏法でヴァイオリンの演奏を行っても、良い結果には結びつくとは限りません

生徒の皆さんそれぞれに合った理想的な奏法で演奏できるよう、試行錯誤しています。

著者

稲葉 雅佳(主宰, ヴァイオリン)

 

稲葉 雅佳 バイオリン 洗足学園音楽大学音楽学部 弦楽器科ヴァイオリン専攻卒業。

これまでにヴァイオリンを加藤尚子、永峰高志、勅使河原真実の各氏、ヴィオラを古川原広斉氏に師事。在学中よりソロ・オーケストラなどの演奏活動、ヴァイオリン個人指導を開始。古楽器を用いたピリオド奏法、音響学の知見からの効率的な奏法を研究、演奏指導に反映させている。

一般大学卒業後、金融機関の審査担当部門に勤務。30歳手前から音楽大学に進学、特に指導教授法についても学ぶ機会を多く得てきた。

東京国際芸術協会、横浜音楽協会会員、ソノール音楽教室主宰。


コラム一覧

次の記事
<ヴァイオリンの構え方

関連記事

演奏時の直接音と反響音

レッスンのご案内

ヴァイオリンレッスンについて

バランスタイプによる分類

フォースタンス理論」という概念を最近になってよく見聞きするようになりました。

これは人間の力の入れ方を、4つのタイプに分類し考察する概念です。

例えば、「立つ」という姿勢を取ってみても、 前傾姿勢気味が落ち着く人、また胸を張って後方気味の重心で落ち着く人がいます。さらに「持つ」という動作では、買い物袋などを持つとき、がっちりと手の奥まで入れてしっかりと持つ人、対して指先に近い部分で軽くフワッと持つ人もいます。

個々に応じたヴァイオリン奏法

このような基本姿勢や力のかけ方に基づく分類法が、近年スポーツの分野で盛んに取り上げられるようになっています。さらに、動作が直接演奏に反映されるヴァイオリンなど弦楽器の演奏時においても応用することができ、これを取り入れた演奏法が注目されつつあります。

一人ひとり身長や体格、手の大きさから筋肉の使い方まで千差万別です。各々が一筋縄に同じ奏法でヴァイオリンの演奏を行っても、良い結果には結びつくとは限りません

生徒の皆さんそれぞれに合った理想的な奏法で演奏できるよう、試行錯誤しています。

著者

稲葉 雅佳(主宰, ヴァイオリン)

稲葉 雅佳 バイオリン

 

洗足学園音楽大学音楽学部 弦楽器科ヴァイオリン専攻卒業

これまでにヴァイオリンを加藤尚子、永峰高志、勅使河原真実の各氏、ヴィオラを古川原広斉氏に師事。在学中よりソロ・オーケストラなどの演奏活動、ヴァイオリン個人指導を開始。古楽器を用いたピリオド奏法、音響学の知見からの効率的な奏法を研究、演奏指導に反映させている。

一般大学卒業後、金融機関の審査担当部門に勤務。30歳手前から音楽大学に進学、特に指導教授法についても学ぶ機会を多く得てきた。

東京国際芸術協会、横浜音楽協会会員、ソノール音楽教室主宰。


コラム一覧

次の記事
<ヴァイオリンの構え方

関連記事

演奏時の直接音と反響音

レッスンのご案内

ヴァイオリンレッスンについて
2023年07月23日