「フルートは美しい音色が魅力だけど、自分には難しい…。」とお悩みではありませんか?フルートには息遣いや運指など、初めての方には難しく感じられるポイントが確かにあります。
しかし正しい練習方法を知れば、初心者でもスムーズに上達できるものです。本記事では、フルートが難しいと感じる理由から、初心者が押さえるべき基礎ステップや効果的な練習法まで詳しく解説します。
さらに、練習を続けるためのモチベーションの保ち方や音楽教室のメリットもご紹介するので、フルートが難しいと感じている方は最後までご覧ください。
フルートが難しいと感じるのはなぜ?
フルートが難しいと感じる理由はさまざまですが、特に初心者がつまずきやすいポイントが3つあります。それぞれ詳しく確認していきましょう。
息遣いが難しい
フルート演奏の最初の壁となるのが息遣いです。フルートはリードがなく、口元で息を調整しながら音を出すため、他の管楽器とは異なる独特の息遣いを求められます。
音を鳴らすには、息の角度や強さを正確に調整する必要があります。特に初心者は楽器にうまく息が入らず、音が出にくかったり音がかすれたりすることが多いです。
初めは音を出すのに苦労しても、リッププレート(口元を当てる部分)の位置や息の吹き込み方を練習することで安定した音を出せるようになります。
鏡を見ながら息の角度や当て方を確認し、適切なフォームを身につけるといいでしょう。
運指が覚えられない
フルートの運指はキーの配置や指の動かし方が独特なので、初心者にとって難しいと感じる部分のひとつです。
特に音域が変わると運指が変化するため、指の動きを正確に覚えなければなりません。また、音を滑らかにつなげるにはスムーズな運指が求められることもあります。
例えば、同じ「ド」の音でも、低音域と高音域ではキーの押さえ方が異なるため、慣れるまでは混乱しやすいです。
何度も繰り返し練習することで、徐々に覚えられるので根気強く練習することが大切です。
音程の調整ができない
フルートは音程の調整が難しいのが、初心者が挫折しやすいポイントです。息の強弱や角度、唇の形を微妙に調整しながら演奏するため、安定した音程を保ちにくい特徴があります。
息を強く吹き込みすぎると音が高くなり、弱すぎると低くなる傾向があります。また、唇の形状や息の向きが少しでもズレると音程が揺れてしまうため、音を安定させるのが難しいです。
特に曲の中で音域が急に変わる場合、音程を調整しきれず音が外れてしまうことがあります。
息のコントロールを練習し、まっすぐな音を長く伸ばせるようになると音程も整うようになります。
初心者がフルートを上達させるための基本ステップ
フルート初心者がスムーズに上達するためには、基礎をしっかり押さえることが重要です。正しい姿勢や音の出し方を学び、基礎練習を繰り返すことで、少しずつスキルを身につけられるので、詳しく確認しましょう。
正しい姿勢で楽器を構える
フルートを演奏する際の姿勢は、演奏の質に大きく影響します。正しい姿勢を保つことで、呼吸がしやすくなり、楽器の操作もスムーズになります。特に以下のポイントを意識しましょう。
- 足の位置:足は肩幅に開き、膝はリラックスさせます。重心をしっかりと下げ、安定した姿勢を保ちます。
- 上半身の姿勢:背筋を伸ばし、肩をリラックスさせて楽器を構えます。楽器は床と水平になるように持ち、腕は自然に下ろします。
- 呼吸の準備:正しい姿勢は腹式呼吸を促進します。息を深く吸い込み、安定した音を出すための基盤を作ります。
姿勢がくずれた状態では息遣いや指遣いに影響が出るため、初心者のうちから正しい姿勢で演奏しましょう。
まっすぐなロングトーンを意識する
ロングトーンはフルート演奏において非常に重要な練習方法です。音を長く、安定して保つことで、音色や音程のコントロールが向上します。
美しいロングトーンができるようになるために、以下の点を意識しましょう。
- 腹式呼吸の実践:お腹が膨らむように息をゆっくりと吸い込み、一定のペースで吐き出します。吸う時間の倍の時間をかけて吐くことで、呼吸が安定します。
- 音の持続:同じ音をできるだけ長く保つ練習を行います。音が揺れたり、途切れたりしないように、息の量や速度を一定に保つことが重要です。
- 音程の安定:ロングトーンを行う際は、音が持続している間、音程がいったりきたりしないように安定させることを心がけましょう。
どのような曲を吹く場合でも、美しいロングトーンは必須なので、上達するように丁寧に練習しましょう。
シンプルな譜面で運指やリズムを覚える
初心者にとって、シンプルな譜面を使った練習は運指やリズムを自然に習得するうえで非常に効果的です。
まずは初心者向けの簡単な曲を選び、運指やリズムを一つ一つ確認しながら練習することが重要です。繰り返すことで楽器の扱いに慣れ、基礎を固められます。
次に、シンプルなリズムパターンを繰り返し練習することで、リズム感を養いましょう。メトロノームを活用すれば、タイミングを正確に保ちながら練習できるため、効率がさらに向上します。
また、基礎が安定してきたら、徐々に難易度の高い曲に挑戦することも大切です。少しずつステップアップすることで、演奏技術が自然に向上していきます。
フルート演奏の難しさを乗り越えるのにおすすめの練習方法
フルートが難しいと感じている方が、上達して楽しい!と感じるためにおすすめの練習方法を3つお伝えします。苦手なことに合わせて練習方法を選んで、上達への一歩を踏み出しましょう。
美しい音色を目指すならソノリテ練習
「ソノリテ」を活用した練習は、フルートの音色を美しくするために効果的です。この練習では音を長く伸ばすことにより、音色の均一性や美しさを追求します。
同じ音をできるだけ長く保つことで息のコントロールを鍛え、音が揺れないよう一定の息の量を保つことが重要です。
さらに基本の音が美しく出せるようになったら、隣の音に美しい音色を移していくイメージで広げていきます。
半音ずつ下に下げながら、同じ美しい音色で吹くことを意識しましょう。
運指をマスターするなら音階練習
運指を確実にマスターするためには、音階練習が不可欠です。音階を繰り返し練習することで指の動きがスムーズになり、楽譜の音を正確に再現できるようになります。
初心者はまずCメジャーなどの基本的な音階から始め、徐々に難易度を上げていくと良いでしょう。この際、運指表を参考にしながら正確な指使いを身につけることが大切です。
また、音階練習を行う際にはメトロノームを使ってリズムを意識すると、演奏全体の安定感が増します。
基本的な音階がマスターできたら、異なる調やアルペジオの練習に挑戦することで運指の幅をさらに広げられます。
まっすぐ吹けるようになったらビブラート練習
音がまっすぐに吹けるようになったら、次のステップとしてビブラートの練習に取り組むとよいでしょう。
ビブラートは音楽表現を豊かにするため、フルートには欠かせない技術です。まずはまっすぐで美しい音を出すことを目指し、その音が安定していることを確認することが大切です。
そのうえで、息の強さや量を調整する練習を行い、お腹の支えを使って息をコントロールする方法を学びます。
最初はビブラートなしでロングトーンを行い、その後少しずつビブラートを加え、リズムや強弱を意識しながら表現力を高めていくと効果的です。
フルートの練習を続けるモチベーションの保ち方
フルートの練習を継続するには、モチベーションを保つことが重要です。練習を続けていると、どうしてもモチベーションが下がるときもあるでしょう。そのような中で、長く練習を続けるための秘訣をご紹介します。
小さな目標を立てて達成感を得る
フルートの練習を続けるには、具体的で達成可能な小さな目標を立てることが効果的です。大きな目標だけに集中すると、達成までの道のりが長く感じられ、途中で挫折する可能性があります。そこで、日々の練習でクリアできる短期的な目標を設定するのがおすすめです。
例えば、今日はロングトーンを安定させる、特定の運指を正確に覚える、好きな曲の一部分をスムーズに演奏する、など具体的でシンプルな目標を設定してみましょう。こうした目標を達成するたびに小さな成功体験を積み重ねることで、練習への意欲が湧き、次へのステップに自然と進むことができます。
さらに、進歩を記録することで、成長を実感しやすくなります。自分の演奏を録音しておくと、以前と比べてどの部分が良くなったかが明確にわかり、モチベーションの維持に役立つでしょう。
好きな曲を演奏する
好きな曲を演奏することは、フルートの練習を楽しいものにするための大切な工夫です。基礎練習だけでは飽きてしまうこともありますが、自分の好きなメロディを奏でることで、達成感や喜びを感じながら楽器と向き合えます。
また、初心者のうちは難易度の低い曲から始めるのがポイントです。シンプルで短い曲でも、自分が知っている曲や愛着のある曲であれば、演奏する楽しさを存分に味わえます。また、徐々に技術が上達するにつれて少し難しい曲にも挑戦することで、自分の成長を感じられるでしょう。
お気に入りの曲を選んで演奏に取り組むことで、フルートの魅力をより深く感じられるはずです。
仲間や先生とつながる
フルートの練習を継続するには、仲間や先生とのつながりを活用することが大切です。1人での練習は集中できる一方で、孤独を感じたりモチベーションが下がることもあります。
そんなとき、同じ目標を持つ仲間や経験豊富な先生の存在があると練習を継続しやすくなるでしょう。
例えば音楽教室に通うと、同じ楽器を学ぶ仲間と意見を交換したり、演奏を披露し合ったりする機会が増えます。そのため、お互いに励まし合いながら成長を実感することができます。
さらに、先生からの的確なアドバイスは、効率的に技術を向上させる助けになります。独学では気づけない弱点や改善点を指摘してもらえるため、自信を持って練習を続けられるでしょう。
音楽教室でフルートを学ぶメリットとは?
最後に、音楽教室でフルートを学ぶことで得られる具体的なメリットを解説します。レッスンに通うか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
講師による的確な指導が受けられる
音楽教室でフルートを学ぶ最大のメリットは、経験豊富な講師から的確な指導を受けられることです。特に初心者にとっては、基礎的な息遣いや運指、音の出し方を正しく習得することが、後々の上達に大きな影響を与えます。
独学では気づきにくい演奏の癖や改善点も、講師が適切に指摘してくれるため、無駄のない練習が可能になります。また、個々のレベルや目標に合わせたレッスンプランが用意されるため、自分のペースで成長を実感できるでしょう。
さらに、楽器の扱い方や練習のコツを詳しく教えてもらえるのも魅力です。信頼できる講師のサポートがあることで、フルートの演奏をより深く楽しむことができるでしょう。
仲間との交流でモチベーションが保てる
音楽教室では、フルートを学ぶ仲間と交流する機会が得られます。同じ楽器を演奏する仲間と切磋琢磨することで、練習へのモチベーションが自然と高まります。
例えば、グループレッスンや合同練習では、他の生徒の演奏を聴くことで新しい気づきが得られるだけでなく、自分の演奏を披露することで達成感や自信をつけられるでしょう。また、仲間同士でアドバイスを交換したり、進捗を報告し合ったりすることで、お互いに励まし合いながら成長できるのも魅力です。
交流を通じて、フルート演奏の楽しさがより一層広がるでしょう。
発表会に出演する機会が得られる
音楽教室に通うことで、発表会に出演する機会が得られるのも大きなメリットです。発表会は日ごろの練習成果を披露する場であり、演奏者としての自信をつけたり、次のステップに向けたモチベーションを高めたりする絶好のチャンスです。
発表会では、多くの人の前で演奏する経験を積むことができます。これは初心者にとっては少し緊張する場面かもしれませんが、演奏後の達成感は大きな自信につながります。また発表会の準備を通じて、目標に向けた計画性や集中力が養われる点も魅力です。
さらに発表会では他の生徒の演奏を聴く機会があるため、新しい刺激を受け、自分の演奏の幅を広げるきっかけにもなります。こうしたイベントを楽しみながら経験を積むことで、フルート演奏に対する意欲がますます高まるでしょう。
フルートが難しいと感じるならソノール音楽教室にご相談ください
今回は、フルートが難しいと言われる理由や難しさを克服する方法を紹介しました。
フルートは息を入れたらすぐに音が鳴るほど簡単な楽器ではありません。難しいと感じる初心者の方も多いため、そのような場合は音楽教室に通うのもひとつの手でしょう。
横浜・みなとみらい駅より徒歩3分の音楽教室、ソノール音楽教室では、経験豊富なフルート講師がひとりひとりのレベルに合わせたレッスンを行っております。
初心者の方には楽器の構え方からお伝えしますし、部活で演奏されている方から音大を目指されている方、大人になってから始めたい方などさまざまな方に適したレッスンを行いますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
無料体験レッスンはこちらから受け付けておりますので、お申し込みフォームにご記入いただきお気軽にお越しくださいませ。
フルートは難しいけれど、吹けるようになるととても楽しい楽器です。ぜひ楽しく練習して、上達への道を歩んでみませんか?
2024年12月29日 投稿
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しかし正しい練習方法を知れば、初心者でもスムーズに上達できるものです。本記事では、フルートが難しいと感じる理由から、初心者が押さえるべき基礎ステップや効果的な練習法まで詳しく解説します。
さらに、練習を続けるためのモチベーションの保ち方や音楽教室のメリットもご紹介するので、フルートが難しいと感じている方は最後までご覧ください。
フルートが難しいと感じるのはなぜ?
フルートが難しいと感じる理由はさまざまですが、特に初心者がつまずきやすいポイントが3つあります。それぞれ詳しく確認していきましょう。
息遣いが難しい
フルート演奏の最初の壁となるのが息遣いです。フルートはリードがなく、口元で息を調整しながら音を出すため、他の管楽器とは異なる独特の息遣いを求められます。
音を鳴らすには、息の角度や強さを正確に調整する必要があります。特に初心者は楽器にうまく息が入らず、音が出にくかったり音がかすれたりすることが多いです。
初めは音を出すのに苦労しても、リッププレート(口元を当てる部分)の位置や息の吹き込み方を練習することで安定した音を出せるようになります。
鏡を見ながら息の角度や当て方を確認し、適切なフォームを身につけるといいでしょう。
運指が覚えられない
フルートの運指はキーの配置や指の動かし方が独特なので、初心者にとって難しいと感じる部分のひとつです。
特に音域が変わると運指が変化するため、指の動きを正確に覚えなければなりません。また、音を滑らかにつなげるにはスムーズな運指が求められることもあります。
例えば、同じ「ド」の音でも、低音域と高音域ではキーの押さえ方が異なるため、慣れるまでは混乱しやすいです。
何度も繰り返し練習することで、徐々に覚えられるので根気強く練習することが大切です。
音程の調整ができない
フルートは音程の調整が難しいのが、初心者が挫折しやすいポイントです。息の強弱や角度、唇の形を微妙に調整しながら演奏するため、安定した音程を保ちにくい特徴があります。
息を強く吹き込みすぎると音が高くなり、弱すぎると低くなる傾向があります。また、唇の形状や息の向きが少しでもズレると音程が揺れてしまうため、音を安定させるのが難しいです。
特に曲の中で音域が急に変わる場合、音程を調整しきれず音が外れてしまうことがあります。
息のコントロールを練習し、まっすぐな音を長く伸ばせるようになると音程も整うようになります。
初心者がフルートを上達させるための基本ステップ
フルート初心者がスムーズに上達するためには、基礎をしっかり押さえることが重要です。正しい姿勢や音の出し方を学び、基礎練習を繰り返すことで、少しずつスキルを身につけられるので、詳しく確認しましょう。
正しい姿勢で楽器を構える
フルートを演奏する際の姿勢は、演奏の質に大きく影響します。正しい姿勢を保つことで、呼吸がしやすくなり、楽器の操作もスムーズになります。特に以下のポイントを意識しましょう。
- 足の位置:足は肩幅に開き、膝はリラックスさせます。重心をしっかりと下げ、安定した姿勢を保ちます。
- 上半身の姿勢:背筋を伸ばし、肩をリラックスさせて楽器を構えます。楽器は床と水平になるように持ち、腕は自然に下ろします。
- 呼吸の準備:正しい姿勢は腹式呼吸を促進します。息を深く吸い込み、安定した音を出すための基盤を作ります。
姿勢がくずれた状態では息遣いや指遣いに影響が出るため、初心者のうちから正しい姿勢で演奏しましょう。
まっすぐなロングトーンを意識する
ロングトーンはフルート演奏において非常に重要な練習方法です。音を長く、安定して保つことで、音色や音程のコントロールが向上します。
美しいロングトーンができるようになるために、以下の点を意識しましょう。
- 腹式呼吸の実践:お腹が膨らむように息をゆっくりと吸い込み、一定のペースで吐き出します。吸う時間の倍の時間をかけて吐くことで、呼吸が安定します。
- 音の持続:同じ音をできるだけ長く保つ練習を行います。音が揺れたり、途切れたりしないように、息の量や速度を一定に保つことが重要です。
- 音程の安定:ロングトーンを行う際は、音が持続している間、音程がいったりきたりしないように安定させることを心がけましょう。
どのような曲を吹く場合でも、美しいロングトーンは必須なので、上達するように丁寧に練習しましょう。
シンプルな譜面で運指やリズムを覚える
初心者にとって、シンプルな譜面を使った練習は運指やリズムを自然に習得するうえで非常に効果的です。
まずは初心者向けの簡単な曲を選び、運指やリズムを一つ一つ確認しながら練習することが重要です。繰り返すことで楽器の扱いに慣れ、基礎を固められます。
次に、シンプルなリズムパターンを繰り返し練習することで、リズム感を養いましょう。メトロノームを活用すれば、タイミングを正確に保ちながら練習できるため、効率がさらに向上します。
また、基礎が安定してきたら、徐々に難易度の高い曲に挑戦することも大切です。少しずつステップアップすることで、演奏技術が自然に向上していきます。
フルート演奏の難しさを乗り越えるのにおすすめの練習方法
フルートが難しいと感じている方が、上達して楽しい!と感じるためにおすすめの練習方法を3つお伝えします。苦手なことに合わせて練習方法を選んで、上達への一歩を踏み出しましょう。
美しい音色を目指すならソノリテ練習
「ソノリテ」を活用した練習は、フルートの音色を美しくするために効果的です。この練習では音を長く伸ばすことにより、音色の均一性や美しさを追求します。
同じ音をできるだけ長く保つことで息のコントロールを鍛え、音が揺れないよう一定の息の量を保つことが重要です。
さらに基本の音が美しく出せるようになったら、隣の音に美しい音色を移していくイメージで広げていきます。
半音ずつ下に下げながら、同じ美しい音色で吹くことを意識しましょう。
運指をマスターするなら音階練習
運指を確実にマスターするためには、音階練習が不可欠です。音階を繰り返し練習することで指の動きがスムーズになり、楽譜の音を正確に再現できるようになります。
初心者はまずCメジャーなどの基本的な音階から始め、徐々に難易度を上げていくと良いでしょう。この際、運指表を参考にしながら正確な指使いを身につけることが大切です。
また、音階練習を行う際にはメトロノームを使ってリズムを意識すると、演奏全体の安定感が増します。
基本的な音階がマスターできたら、異なる調やアルペジオの練習に挑戦することで運指の幅をさらに広げられます。
まっすぐ吹けるようになったらビブラート練習
音がまっすぐに吹けるようになったら、次のステップとしてビブラートの練習に取り組むとよいでしょう。
ビブラートは音楽表現を豊かにするため、フルートには欠かせない技術です。まずはまっすぐで美しい音を出すことを目指し、その音が安定していることを確認することが大切です。
そのうえで、息の強さや量を調整する練習を行い、お腹の支えを使って息をコントロールする方法を学びます。
最初はビブラートなしでロングトーンを行い、その後少しずつビブラートを加え、リズムや強弱を意識しながら表現力を高めていくと効果的です。
フルートの練習を続けるモチベーションの保ち方
フルートの練習を継続するには、モチベーションを保つことが重要です。練習を続けていると、どうしてもモチベーションが下がるときもあるでしょう。そのような中で、長く練習を続けるための秘訣をご紹介します。
小さな目標を立てて達成感を得る
フルートの練習を続けるには、具体的で達成可能な小さな目標を立てることが効果的です。大きな目標だけに集中すると、達成までの道のりが長く感じられ、途中で挫折する可能性があります。そこで、日々の練習でクリアできる短期的な目標を設定するのがおすすめです。
例えば、今日はロングトーンを安定させる、特定の運指を正確に覚える、好きな曲の一部分をスムーズに演奏する、など具体的でシンプルな目標を設定してみましょう。こうした目標を達成するたびに小さな成功体験を積み重ねることで、練習への意欲が湧き、次へのステップに自然と進むことができます。
さらに、進歩を記録することで、成長を実感しやすくなります。自分の演奏を録音しておくと、以前と比べてどの部分が良くなったかが明確にわかり、モチベーションの維持に役立つでしょう。
好きな曲を演奏する
好きな曲を演奏することは、フルートの練習を楽しいものにするための大切な工夫です。基礎練習だけでは飽きてしまうこともありますが、自分の好きなメロディを奏でることで、達成感や喜びを感じながら楽器と向き合えます。
また、初心者のうちは難易度の低い曲から始めるのがポイントです。シンプルで短い曲でも、自分が知っている曲や愛着のある曲であれば、演奏する楽しさを存分に味わえます。また、徐々に技術が上達するにつれて少し難しい曲にも挑戦することで、自分の成長を感じられるでしょう。
お気に入りの曲を選んで演奏に取り組むことで、フルートの魅力をより深く感じられるはずです。
仲間や先生とつながる
フルートの練習を継続するには、仲間や先生とのつながりを活用することが大切です。1人での練習は集中できる一方で、孤独を感じたりモチベーションが下がることもあります。
そんなとき、同じ目標を持つ仲間や経験豊富な先生の存在があると練習を継続しやすくなるでしょう。
例えば音楽教室に通うと、同じ楽器を学ぶ仲間と意見を交換したり、演奏を披露し合ったりする機会が増えます。そのため、お互いに励まし合いながら成長を実感することができます。
さらに、先生からの的確なアドバイスは、効率的に技術を向上させる助けになります。独学では気づけない弱点や改善点を指摘してもらえるため、自信を持って練習を続けられるでしょう。
音楽教室でフルートを学ぶメリットとは?
最後に、音楽教室でフルートを学ぶことで得られる具体的なメリットを解説します。レッスンに通うか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
講師による的確な指導が受けられる
音楽教室でフルートを学ぶ最大のメリットは、経験豊富な講師から的確な指導を受けられることです。特に初心者にとっては、基礎的な息遣いや運指、音の出し方を正しく習得することが、後々の上達に大きな影響を与えます。
独学では気づきにくい演奏の癖や改善点も、講師が適切に指摘してくれるため、無駄のない練習が可能になります。また、個々のレベルや目標に合わせたレッスンプランが用意されるため、自分のペースで成長を実感できるでしょう。
さらに、楽器の扱い方や練習のコツを詳しく教えてもらえるのも魅力です。信頼できる講師のサポートがあることで、フルートの演奏をより深く楽しむことができるでしょう。
仲間との交流でモチベーションが保てる
音楽教室では、フルートを学ぶ仲間と交流する機会が得られます。同じ楽器を演奏する仲間と切磋琢磨することで、練習へのモチベーションが自然と高まります。
例えば、グループレッスンや合同練習では、他の生徒の演奏を聴くことで新しい気づきが得られるだけでなく、自分の演奏を披露することで達成感や自信をつけられるでしょう。また、仲間同士でアドバイスを交換したり、進捗を報告し合ったりすることで、お互いに励まし合いながら成長できるのも魅力です。
交流を通じて、フルート演奏の楽しさがより一層広がるでしょう。
発表会に出演する機会が得られる
音楽教室に通うことで、発表会に出演する機会が得られるのも大きなメリットです。発表会は日ごろの練習成果を披露する場であり、演奏者としての自信をつけたり、次のステップに向けたモチベーションを高めたりする絶好のチャンスです。
発表会では、多くの人の前で演奏する経験を積むことができます。これは初心者にとっては少し緊張する場面かもしれませんが、演奏後の達成感は大きな自信につながります。また発表会の準備を通じて、目標に向けた計画性や集中力が養われる点も魅力です。
さらに発表会では他の生徒の演奏を聴く機会があるため、新しい刺激を受け、自分の演奏の幅を広げるきっかけにもなります。こうしたイベントを楽しみながら経験を積むことで、フルート演奏に対する意欲がますます高まるでしょう。
フルートが難しいと感じるならソノール音楽教室にご相談ください
今回は、フルートが難しいと言われる理由や難しさを克服する方法を紹介しました。
フルートは息を入れたらすぐに音が鳴るほど簡単な楽器ではありません。難しいと感じる初心者の方も多いため、そのような場合は音楽教室に通うのもひとつの手でしょう。
横浜・みなとみらい駅より徒歩3分の音楽教室、ソノール音楽教室では、経験豊富なフルート講師がひとりひとりのレベルに合わせたレッスンを行っております。
初心者の方には楽器の構え方からお伝えしますし、部活で演奏されている方から音大を目指されている方、大人になってから始めたい方などさまざまな方に適したレッスンを行いますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
無料体験レッスンはこちらから受け付けておりますので、お申し込みフォームにご記入いただきお気軽にお越しくださいませ。
フルートは難しいけれど、吹けるようになるととても楽しい楽器です。ぜひ楽しく練習して、上達への道を歩んでみませんか?
2024年12月29日 投稿
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