【失敗しないフルートの選び方】高校生や中学生・初心者が吹きやすいフルートを購入するポイント

フルートの選び方

「高校生になって吹奏楽部でフルートを吹くことになったけれど、マイ楽器を買う時の選び方が知りたい」と悩んでいる人は案外多いかもしれません。

フルートをはじめ、楽器は安いものではないですし、選び方のポイントがわからないと不安になりますよね。

そこでこちらの記事では、高校生や中学生、初心者の方が初めてフルートを購入する時の上手な選び方を順に解説していきます。

フルート選びにはいくつかのチェックしたいポイントがあるので、1つずつ確認していきましょう。


高校生がフルートを始めるならマイ楽器が必要?

フルートを始めるにあたって、マイ楽器を用意しないといけないかどうかは初めに直面する悩みかもしれません。

続けられるかわからないのに、高価なフルートを購入するのは抵抗がありますよね。

ですが、楽しくフルート演奏をスタートするためには、ぜひマイ楽器を用意してほしいと考えています。

その1つ目の理由は、学校の楽器と違い、マイ楽器は新品で使い始められるからです。

学校の楽器は長年使われているため、傷んでいたり、調整が必要だったりします。

また、マイ楽器は自分の吹き癖に合わせて、だんだんと吹きやすくなっていくメリットがあります。

対して、学校の楽器は他の生徒と共有することもあるため、自分の吹き方に合わせて吹きやすく育っていきづらいです。

さらに、自分のフルートを所有することで、練習へのモチベーションも高まります。

愛着を持った楽器で音楽を奏でることは、基礎練習さえも楽しいものにしてくれる効果があるので、上達の道も早まるでしょう。

このように、これからフルートを始める上で学校の楽器が使えるという人も、ぜひマイ楽器の購入を検討してもらえると嬉しいです。


失敗しないフルートの選び方 ①素材

それでは、ここからは失敗しないフルートの選び方として、4つのチェックポイントを紹介していきます。

1つ目のチェックポイントは「素材」です。フルートは銀色の菅(または金色)のイメージがあるかと思いますが、その素材はピンからキリまでさまざまです 。

こちらでは、初心者でも比較的手が出しやすい総銀メッキ製〜総銀製の4パターンをご紹介します。

総銀メッキ製

総銀メッキ製のフルートは、明るい音色が特徴です。

また、少ない息でも比較的簡単に音が出しやすいため、初心者におすすめの選択肢と言えます。

さらに、さまざまな種類の中で最も手が出しやすい価格なのも特徴です。

頭部管銀製

頭部管だけが銀製で、胴部管や足部管、キイは銀メッキ製のフルートもあります。

このタイプはさらに、量産型の楽器と国産のセミハンドメイド型の楽器の2種類に分けられます。

量産型のものは、総銀メッキ製よりも音色の柔らかさや音の大きさがややアップするのが特徴です。

セミハンドメイド型のものは、より豊かで洗練された音色が出せる特徴があります。

どちらも、比較的リーズナブルに購入できるため、フルート初心者の人が購入しやすいタイプだと言えます。

管体銀製

管体銀製のフルートは、キイだけが銀メッキ製で、その他の部分は銀メッキでできているタイプです。

これにより、総銀製に近い響きが楽しめるのが魅力です。

予算に制限はあるけれど、高い音楽表現ができるフルートが欲しい人におすすめのタイプだと言えます。

総銀製

総銀製のフルートは、柔らかな心地よい音色と非常に豊かな音量が魅力です。

さまざまな素材のフルートの中でも最も幅広い人に愛されているタイプで、プロの演奏家や本格的に音楽を楽しむ人にもおすすめです。

総銀以上の素材として、ゴールドやプラチナなどでできたフルートもありますが、非常に高価でプロ仕様な楽器となります。

高校生や初心者で購入するのは現実的ではないので、上記の4つが最適な選択肢だと言えるでしょう。


失敗しないフルートの選び方 ②キイのタイプ

次に、フルートのキイのタイプについてご紹介します。

キイのタイプも演奏のしやすさや音色に影響を与える重要な要素です。

カバードキイとリングキイという、2種類のタイプを比較しましょう。

カバードキイ

カバードキイは、キイが全て塞がった状態になっているタイプです。

後ほど紹介するリングキイは、リング型のキイを指で全て塞がなくてはいけないので技術や慣れが必要ですが、カバードキイはその必要がないので初心者にとっては吹きやすいと言えます。

キイを押さえる位置が完全に正確でなくてもしっかりと音が鳴るので、初めから少しでも吹きやすいフルートを選びたい人にはカバードキイがおすすめです。

リングキイ

リングキイは、キイ部分がリング状になっているタイプです。

キイの中心に穴が空いているので、指の押さえ方次第で音色や音程をニュアンス的に表現できます。

特にジャズや現代音楽など、同じ音の中で音程を徐々に変化させたり音色を吹き分けたりしたい時に役立ちます。

初心者には全ての指で穴を塞ぐのが難しいこともありますが、穴を塞ぐキャップを使いながら練習することも可能です。

カバードキイからリングキイに持ち替えると、押さえ方の違いに戸惑うことも多いです。

いずれリングキイを使いたいと考えているなら、はじめからリングキイを購入するのも1つの手かもしれません。


Eメカニズム付きかどうか

フルートには、Eメカニズム(Eキイ)が付いている場合とそうでない場合があります。

Eメカニズムは、不安定になりがちな高音域のミを安定して出すことができるシステムです。

必ずしも必要なものではありませんが、初心者は特に高音が安定しにくい傾向にあるため、付いている方が安心してきれいな音色を奏でることができるでしょう。

予算の中で付けることができるなら、Eメカニズム付きのものを選ぶのがおすすめです。


失敗しないフルートの選び方 ③メーカー

フルートを選ぶ際には、メーカーも重要な要素です。

メーカーによって品質や音質に違いがあります。以下は、いくつかの主要なメーカーをご紹介します。

ヤマハ

ヤマハは世界的に有名な楽器メーカーで、日本でも非常に知名度の高い楽器メーカーの1つです。

ヤマハのフルートは初心者からプロフェッショナルまで幅広いニーズに対応しており、バラエティ豊かなモデルが用意されています。

他のメーカーと比較して、リーズナブルなフルートが多いため、初心者や高校生が選ぶ第一選択肢となるでしょう。

音色は、癖がなく明るめの音が鳴り、万人に好まれるものだとされています。

ムラマツ

ムラマツは日本を代表するフルートメーカーの1つで、高品質なフルートを生産しています。

特に国産のフルートは職人の手によって作られ、洗練された音色と優れた響きが特徴です。

国内外で多くのプロフェッショナルが愛用しており、価格帯は高めですが、本格的にフルートを吹きたい人におすすめです。

村松のフルートは、落ち着いた深みのある音色が特徴だと言われています。

パール

もともとは打楽器を製作するメーカーとして誕生したパールですが、現在はフルートメーカーとして有名です。

独自の「ピンレス・メカニズム」という技術があり、フルートの強度を高めているのも特徴です。

パールのフルートは、柔らかで温かみのある音色で、息が吹き込みやすい吹き心地だと言われています。

サンキョウ

日本の老舗フルートメーカーであるサンキョウは、キラキラと輝く音色が特徴のフルートを製造しています。

明るく響きの良い音色のフルートが好きな人に向いていますが、他の楽器との相性がよくない可能性もあるので、比較的ソロ向きの楽器だと評価されることも多いです。

入門モデルからハンドメイドモデルまで、幅広いフルートがラインナップされているので、自分のレベルにあったフルートが見つけられるでしょう。


失敗しないフルートの選び方 ④価格帯

フルートを選ぶ際には、価格帯も重要なポイントです。

価格は素材や品質に大きく影響します。以下に、価格帯に関する考慮事項をご紹介します。

素材によってある程度価格の相場がある

フルートの素材によって、一般的な価格の相場が存在します。

たとえば、総銀製のフルートは高級素材であるため、価格も高くなります。

一方、総銀メッキ製のフルートは手ごろな価格で手に入ります。

予算を決めてからそれに合う素材のフルートを選ぶか、どうしても欲しい素材のフルートがあるならそれに合わせて予算を組むのか、自分に適した方法を選びましょう。

続けられるかわからないなら初心者セットをお試ししてみるのも

フルートを始めてみたいけれど、続けられるかどうか不安な場合は、初心者セットを検討するのも1つの方法です。

初心者セットには、フルート本体に加えて必要なアクセサリーやケースがセットになっており、比較的手頃な価格で入手できます。

まずはこちらで試してみて、本格的に始めてみるかどうかを検討しましょう。

長く使用したいなら、価格の安さだけで選ばない

フルートは長い期間にわたって使う楽器です。

長期間にわたり音楽を楽しむつもりであれば、価格の安さだけで選ぶのではなく、将来的にも使いたい楽器かどうかという観点でもチェックしてみましょう。

上手になったら高価なフルートに買い換えると決めている場合は、銀メッキ製のものを選ぶのも一つの手です。

ですが、1つのフルートを長く使いたいなら、初めから総銀製を選ぶ方が将来的にも満足できると考えられます。

吹奏楽でフルートを吹く高校生の相場は20〜50万程度

高校生が吹奏楽部でフルートを吹く際、選ばれるフルートの価格帯として、幅はありますが20〜50万円程度が相場です。

これは、頭部管銀製のものから総銀製のものの価格帯となっています。

例えば、音楽大学を志している高校生ならもっと高価なフルートを選ぶかもしれませんし、3年間だけフルートを楽しむと決めているならもっと入門向けのフルートを選ぶ人もいるでしょう。

何よりも、自分の状況に合わせて予算を決めるのがとても大切です。


高校生がフルートを購入する際の注意点

フルートを高校生が購入する際には、いくつかの重要な注意点があります。

以下に注意すべきポイントを詳しくご紹介します。

必ず試奏してみる

フルートを購入する前に、試奏することが非常に重要です。

楽器の感触や音色、キイの操作感など好みには個人差があるため、実際に吹いてみて自分に合うかどうか確かめましょう。

楽器店で専門家のアドバイスを受けながら試奏することで、最適な選択ができます。

もし初心者で思うように楽器を鳴らせない人は、信頼できる先輩や顧問の先生などに試奏してみてもらうのもおすすめです。

初心者は中古より新品の方が安心

初心者の場合、中古の楽器よりも新品のフルートを選ぶのが安心です。

新品の楽器は品質が保証されていますし、吹いていくうちに自分が吹きやすいように楽器が育ってくれます。

中古の楽器は状態にバラつきがあるため、経験が浅い場合はトラブルになることも考えられるため、トラブルを避けるためにも新品を選びましょう。

フルートの目標に合わせて楽器を選ぶ

フルートを選ぶ際、自分の演奏目標に合わせるのが大切です。

演奏スタイルやレベルに応じて、適切な素材や価格帯の楽器を選ぶようにしましょう。

将来的にプロを目指すのか、趣味で楽しむのかによっても選択が異なるので、まずは自分の目標を明確にするところから始めるのがおすすめです。


高校生や初心者がフルート演奏を上達させるコツ

フルートを上達させるためには、正しい練習方法で継続的に努力することが必要です。

ここからは、高校生や初心者がフルートの演奏スキルを向上させるためのポイントを解説します。

基礎練習を大切にする

フルートを上達させる第一歩は、基礎練習です。

音程の正確性、息遣いのコントロール、リズム感など、基本的な技術を確立するには基礎練習が必要不可欠です。

毎日続けていると飽きてしまいがちですが、1つずつどのような意味があるのかを考えながら取り組みましょう。

基礎がしっかりしていると、高度な技術や曲を演奏する際にも役立ちます。

上手な人の演奏を聴く

他の優れたフルート奏者の演奏を聴くことは、自分の成長に大いに役立ちます。

どのような音色が鳴っているのか、フレーズはどのように演奏しているか、息継ぎのタイミングなど真似したい技がたくさん見つかるでしょう。

また、自分でも鳴らしたい素敵な音色の奏者を見つけることで、練習のモチベーションにつながるのも嬉しいポイントです。

プロに指導してもらう

高校生が効率よくフルートの演奏力を上達させるためには、プロの指導を受けるのがおすすめです。

「ソノール音楽教室」は、横浜市西区・みなとみらい駅徒歩3分の音楽教室で、フルートのレッスンも行っています。

当音楽教室では、幅広いレベルの生徒の方それぞれに対応したフルートのレッスンを行っているため、高校生や中学生、初心者の方もお気軽にお越しください。

もちろん、中級者以上の方が更なる技術向上を目指される場合でも、レッスンさせていただきます。

吹奏楽部だけのレッスンではいまいち上達しない、基礎からプロに学びたい、とお考えの方はぜひお気軽にお問い合わせください。


失敗しないフルートの選び方でぴったりな楽器を選ぼう

こちらの記事では、高校生や中学生、初心者の人がフルートを購入する時に失敗しない選び方を紹介しました。

一口にフルートと言っても、素材やタイプ、価格などさまざまで、音色も大きく変わるため、自分のスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。

まずは自分のフルートへの向き合い方や目指すレベルを見極めて、それに合わせた楽器を選んでみてくださいね。

2023年9月9日 投稿

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フルートの選び方

「高校生になって吹奏楽部でフルートを吹くことになったけれど、マイ楽器を買う時の選び方が知りたい」と悩んでいる人は案外多いかもしれません。

フルートをはじめ、楽器は安いものではないですし、選び方のポイントがわからないと不安になりますよね。

そこでこちらの記事では、高校生や中学生、初心者の方が初めてフルートを購入する時の上手な選び方を順に解説していきます。

フルート選びにはいくつかのチェックしたいポイントがあるので、1つずつ確認していきましょう。

高校生がフルートを始めるならマイ楽器が必要?

フルートを始めるにあたって、マイ楽器を用意しないといけないかどうかは初めに直面する悩みかもしれません。

続けられるかわからないのに、高価なフルートを購入するのは抵抗がありますよね。

ですが、楽しくフルート演奏をスタートするためには、ぜひマイ楽器を用意してほしいと考えています。

その1つ目の理由は、学校の楽器と違い、マイ楽器は新品で使い始められるからです。

学校の楽器は長年使われているため、傷んでいたり、調整が必要だったりします。

また、マイ楽器は自分の吹き癖に合わせて、だんだんと吹きやすくなっていくメリットがあります。

対して、学校の楽器は他の生徒と共有することもあるため、自分の吹き方に合わせて吹きやすく育っていきづらいです。

さらに、自分のフルートを所有することで、練習へのモチベーションも高まります。

愛着を持った楽器で音楽を奏でることは、基礎練習さえも楽しいものにしてくれる効果があるので、上達の道も早まるでしょう。

このように、これからフルートを始める上で学校の楽器が使えるという人も、ぜひマイ楽器の購入を検討してもらえると嬉しいです。

失敗しないフルートの選び方 ①素材

それでは、ここからは失敗しないフルートの選び方として、4つのチェックポイントを紹介していきます。

1つ目のチェックポイントは「素材」です。フルートは銀色の菅(または金色)のイメージがあるかと思いますが、その素材はピンからキリまでさまざまです 。

こちらでは、初心者でも比較的手が出しやすい総銀メッキ製〜総銀製の4パターンをご紹介します。

総銀メッキ製

総銀メッキ製のフルートは、明るい音色が特徴です。

また、少ない息でも比較的簡単に音が出しやすいため、初心者におすすめの選択肢と言えます。

さらに、さまざまな種類の中で最も手が出しやすい価格なのも特徴です。

頭部管銀製

頭部管だけが銀製で、胴部管や足部管、キイは銀メッキ製のフルートもあります。

このタイプはさらに、量産型の楽器と国産のセミハンドメイド型の楽器の2種類に分けられます。

量産型のものは、総銀メッキ製よりも音色の柔らかさや音の大きさがややアップするのが特徴です。

セミハンドメイド型のものは、より豊かで洗練された音色が出せる特徴があります。

どちらも、比較的リーズナブルに購入できるため、フルート初心者の人が購入しやすいタイプだと言えます。

管体銀製

管体銀製のフルートは、キイだけが銀メッキ製で、その他の部分は銀メッキでできているタイプです。

これにより、総銀製に近い響きが楽しめるのが魅力です。

予算に制限はあるけれど、高い音楽表現ができるフルートが欲しい人におすすめのタイプだと言えます。

総銀製

総銀製のフルートは、柔らかな心地よい音色と非常に豊かな音量が魅力です。

さまざまな素材のフルートの中でも最も幅広い人に愛されているタイプで、プロの演奏家や本格的に音楽を楽しむ人にもおすすめです。

総銀以上の素材として、ゴールドやプラチナなどでできたフルートもありますが、非常に高価でプロ仕様な楽器となります。

高校生や初心者で購入するのは現実的ではないので、上記の4つが最適な選択肢だと言えるでしょう。

失敗しないフルートの選び方 ②キイのタイプ

次に、フルートのキイのタイプについてご紹介します。

キイのタイプも演奏のしやすさや音色に影響を与える重要な要素です。

カバードキイとリングキイという、2種類のタイプを比較しましょう。

カバードキイ

カバードキイは、キイが全て塞がった状態になっているタイプです。

後ほど紹介するリングキイは、リング型のキイを指で全て塞がなくてはいけないので技術や慣れが必要ですが、カバードキイはその必要がないので初心者にとっては吹きやすいと言えます。

キイを押さえる位置が完全に正確でなくてもしっかりと音が鳴るので、初めから少しでも吹きやすいフルートを選びたい人にはカバードキイがおすすめです。

リングキイ

リングキイは、キイ部分がリング状になっているタイプです。

キイの中心に穴が空いているので、指の押さえ方次第で音色や音程をニュアンス的に表現できます。

特にジャズや現代音楽など、同じ音の中で音程を徐々に変化させたり音色を吹き分けたりしたい時に役立ちます。

初心者には全ての指で穴を塞ぐのが難しいこともありますが、穴を塞ぐキャップを使いながら練習することも可能です。

カバードキイからリングキイに持ち替えると、押さえ方の違いに戸惑うことも多いです。

いずれリングキイを使いたいと考えているなら、はじめからリングキイを購入するのも1つの手かもしれません。


Eメカニズム付きかどうか

フルートには、Eメカニズム(Eキイ)が付いている場合とそうでない場合があります。

Eメカニズムは、不安定になりがちな高音域のミを安定して出すことができるシステムです。

必ずしも必要なものではありませんが、初心者は特に高音が安定しにくい傾向にあるため、付いている方が安心してきれいな音色を奏でることができるでしょう。

予算の中で付けることができるなら、Eメカニズム付きのものを選ぶのがおすすめです。

失敗しないフルートの選び方 ③メーカー

フルートを選ぶ際には、メーカーも重要な要素です。

メーカーによって品質や音質に違いがあります。以下は、いくつかの主要なメーカーをご紹介します。

ヤマハ

ヤマハは世界的に有名な楽器メーカーで、日本でも非常に知名度の高い楽器メーカーの1つです。

ヤマハのフルートは初心者からプロフェッショナルまで幅広いニーズに対応しており、バラエティ豊かなモデルが用意されています。

他のメーカーと比較して、リーズナブルなフルートが多いため、初心者や高校生が選ぶ第一選択肢となるでしょう。

音色は、癖がなく明るめの音が鳴り、万人に好まれるものだとされています。

ムラマツ

ムラマツは日本を代表するフルートメーカーの1つで、高品質なフルートを生産しています。

特に国産のフルートは職人の手によって作られ、洗練された音色と優れた響きが特徴です。

国内外で多くのプロフェッショナルが愛用しており、価格帯は高めですが、本格的にフルートを吹きたい人におすすめです。

村松のフルートは、落ち着いた深みのある音色が特徴だと言われています。

パール

もともとは打楽器を製作するメーカーとして誕生したパールですが、現在はフルートメーカーとして有名です。

独自の「ピンレス・メカニズム」という技術があり、フルートの強度を高めているのも特徴です。

パールのフルートは、柔らかで温かみのある音色で、息が吹き込みやすい吹き心地だと言われています。

サンキョウ

日本の老舗フルートメーカーであるサンキョウは、キラキラと輝く音色が特徴のフルートを製造しています。

明るく響きの良い音色のフルートが好きな人に向いていますが、他の楽器との相性がよくない可能性もあるので、比較的ソロ向きの楽器だと評価されることも多いです。

入門モデルからハンドメイドモデルまで、幅広いフルートがラインナップされているので、自分のレベルにあったフルートが見つけられるでしょう。

失敗しないフルートの選び方 ④価格帯

フルートを選ぶ際には、価格帯も重要なポイントです。

価格は素材や品質に大きく影響します。以下に、価格帯に関する考慮事項をご紹介します。

素材によってある程度価格の相場がある

フルートの素材によって、一般的な価格の相場が存在します。

たとえば、総銀製のフルートは高級素材であるため、価格も高くなります。

一方、総銀メッキ製のフルートは手ごろな価格で手に入ります。

予算を決めてからそれに合う素材のフルートを選ぶか、どうしても欲しい素材のフルートがあるならそれに合わせて予算を組むのか、自分に適した方法を選びましょう。

続けられるかわからないなら初心者セットをお試ししてみるのも

フルートを始めてみたいけれど、続けられるかどうか不安な場合は、初心者セットを検討するのも1つの方法です。

初心者セットには、フルート本体に加えて必要なアクセサリーやケースがセットになっており、比較的手頃な価格で入手できます。

まずはこちらで試してみて、本格的に始めてみるかどうかを検討しましょう。

長く使用したいなら、価格の安さだけで選ばない

フルートは長い期間にわたって使う楽器です。

長期間にわたり音楽を楽しむつもりであれば、価格の安さだけで選ぶのではなく、将来的にも使いたい楽器かどうかという観点でもチェックしてみましょう。

上手になったら高価なフルートに買い換えると決めている場合は、銀メッキ製のものを選ぶのも一つの手です。

ですが、1つのフルートを長く使いたいなら、初めから総銀製を選ぶ方が将来的にも満足できると考えられます。

吹奏楽でフルートを吹く高校生の相場は20〜50万程度

高校生が吹奏楽部でフルートを吹く際、選ばれるフルートの価格帯として、幅はありますが20〜50万円程度が相場です。

これは、頭部管銀製のものから総銀製のものの価格帯となっています。

例えば、音楽大学を志している高校生ならもっと高価なフルートを選ぶかもしれませんし、3年間だけフルートを楽しむと決めているならもっと入門向けのフルートを選ぶ人もいるでしょう。

何よりも、自分の状況に合わせて予算を決めるのがとても大切です。

高校生がフルートを購入する際の注意点

フルートを高校生が購入する際には、いくつかの重要な注意点があります。

以下に注意すべきポイントを詳しくご紹介します。

必ず試奏してみる

フルートを購入する前に、試奏することが非常に重要です。

楽器の感触や音色、キイの操作感など好みには個人差があるため、実際に吹いてみて自分に合うかどうか確かめましょう。

楽器店で専門家のアドバイスを受けながら試奏することで、最適な選択ができます。

もし初心者で思うように楽器を鳴らせない人は、信頼できる先輩や顧問の先生などに試奏してみてもらうのもおすすめです。

初心者は中古より新品の方が安心

初心者の場合、中古の楽器よりも新品のフルートを選ぶのが安心です。

新品の楽器は品質が保証されていますし、吹いていくうちに自分が吹きやすいように楽器が育ってくれます。

中古の楽器は状態にバラつきがあるため、経験が浅い場合はトラブルになることも考えられるため、トラブルを避けるためにも新品を選びましょう。

フルートの目標に合わせて楽器を選ぶ

フルートを選ぶ際、自分の演奏目標に合わせるのが大切です。

演奏スタイルやレベルに応じて、適切な素材や価格帯の楽器を選ぶようにしましょう。

将来的にプロを目指すのか、趣味で楽しむのかによっても選択が異なるので、まずは自分の目標を明確にするところから始めるのがおすすめです。

高校生や初心者がフルート演奏を上達させるコツ

フルートを上達させるためには、正しい練習方法で継続的に努力することが必要です。

ここからは、高校生や初心者がフルートの演奏スキルを向上させるためのポイントを解説します。

基礎練習を大切にする

フルートを上達させる第一歩は、基礎練習です。

音程の正確性、息遣いのコントロール、リズム感など、基本的な技術を確立するには基礎練習が必要不可欠です。

毎日続けていると飽きてしまいがちですが、1つずつどのような意味があるのかを考えながら取り組みましょう。

基礎がしっかりしていると、高度な技術や曲を演奏する際にも役立ちます。

上手な人の演奏を聴く

他の優れたフルート奏者の演奏を聴くことは、自分の成長に大いに役立ちます。

どのような音色が鳴っているのか、フレーズはどのように演奏しているか、息継ぎのタイミングなど真似したい技がたくさん見つかるでしょう。

また、自分でも鳴らしたい素敵な音色の奏者を見つけることで、練習のモチベーションにつながるのも嬉しいポイントです。

プロに指導してもらう

高校生が効率よくフルートの演奏力を上達させるためには、プロの指導を受けるのがおすすめです。

「ソノール音楽教室」は、横浜市西区・みなとみらい駅徒歩3分の音楽教室で、フルートのレッスンも行っています。

当音楽教室では、幅広いレベルの生徒の方それぞれに対応したフルートのレッスンを行っているため、高校生や中学生、初心者の方もお気軽にお越しください。

もちろん、中級者以上の方が更なる技術向上を目指される場合でも、レッスンさせていただきます。

吹奏楽部だけのレッスンではいまいち上達しない、基礎からプロに学びたい、とお考えの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

失敗しないフルートの選び方でぴったりな楽器を選ぼう

こちらの記事では、高校生や中学生、初心者の人がフルートを購入する時に失敗しない選び方を紹介しました。

一口にフルートと言っても、素材やタイプ、価格などさまざまで、音色も大きく変わるため、自分のスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。

まずは自分のフルートへの向き合い方や目指すレベルを見極めて、それに合わせた楽器を選んでみてくださいね。

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