弓の持ち方 -基本的な発想-

ニュートラルな状態での弓の持ち方

ヴァイオリン演奏時の右手には、弦と弓の接点を捉え、迫力のある力強い表現から繊細で美しい表現まで、実に緻密なボーイング・コントロールが要求されます。

それらを無理なく実現するために、基本的な弓の持ち方はどのようにあるべきでしょうか?

まず前提として、手の筋肉が緩んだ状態であることが大切です。各指とも硬直した状態ではなく、筋肉が弛緩した柔軟性を保った状態にします。

その上で、各指の位置関係としては

・親指:指先辺りがスティックの巻皮(フロッグに近い部分)に触れ、人差し指から中指辺りと向かい合う
・人差し指:第1関節から第2関節の間辺りスティックに触れる
・中指:上記の人差し指と同様
・小指:スティック真上(8角の最上部)に丸みを持った状態で置く

とするのが、基本的な持ち方になります。

応用的な表現への移行

この状態を基本として、演奏する楽曲に応じて微妙に持ち方や腕の重みのかけ方、あるいは弓の傾け方・スピードの配分などを調節することで、多彩な表現が可能となるわけです。弓を握りこんだ状態・力を過度に入れた状態では、これらのコントロールが難しくなるのは想像に難くないと思います。

指先で持つドイツ式深めに持つロシア式、それらの中庸の位置を持つフランス・ベルギー式など、様々な流派が存在しますが、これらは奏者各々の特性によって選択されるのが自然です。

例えば、ペンの持ち方ひとつを取ってみても人により様々で、筆圧にしてもまたしかりです。長年の模索によって体得していく技術と捉えていただければよろしいかと思います。

手首や肘の位置関係腕の重みの乗せ方などとも密接に関わる部分ですので、それらとの関連についても追って書かせていただきたいと思います。

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バランスポイントを意識したボウイング
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ヴァイオリン演奏時の右手には、弦と弓の接点を捉え、迫力のある力強い表現から繊細で美しい表現まで、実に緻密なボーイング・コントロールが要求されます。

それらを無理なく実現するために、基本的な弓の持ち方はどのようにあるべきでしょうか?

まず前提として、手の筋肉が緩んだ状態であることが大切です。各指とも硬直した状態ではなく、筋肉が弛緩した柔軟性を保った状態にします。

その上で、各指の位置関係としては

・親指:指先辺りがスティックの巻皮(フロッグに近い部分)に触れ、人差し指から中指辺りと向かい合う
・人差し指:第1関節から第2関節の間辺りスティックに触れる
・中指:上記の人差し指と同様
・小指:スティック真上(8角の最上部)に丸みを持った状態で置く

とするのが、基本的な持ち方になります。

応用的な表現への移行

この状態を基本として、演奏する楽曲に応じて微妙に持ち方や腕の重みのかけ方、あるいは弓の傾け方・スピードの配分などを調節することで、多彩な表現が可能となるわけです。弓を握りこんだ状態・力を過度に入れた状態では、これらのコントロールが難しくなるのは想像に難くないと思います。

指先で持つドイツ式深めに持つロシア式、それらの中庸の位置を持つフランス・ベルギー式など、様々な流派が存在しますが、これらは奏者各々の特性によって選択されるのが自然です。

例えば、ペンの持ち方ひとつを取ってみても人により様々で、筆圧にしてもまたしかりです。長年の模索によって体得していく技術と捉えていただければよろしいかと思います。

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2022年10月06日